鵞足炎
原因
膝の内側から膝下辺りが痛くなる!*********************************************鵞足は縫工筋、薄筋、半腱様筋が脛骨の内側に鵞鳥の足のように付着しているように見えるため鵞足と呼ばれ3つの筋肉が1つの停止部に付く筋肉の総称です。
長期のランニングや硬いアスファルトなどのダッシュやジャンプを繰り返し行う事で膝関節の屈伸により鵞足を構成する付着部に牽引力が加わり炎症や運動痛をおこす疾患です。
また、肥満や外反膝(X脚)では鵞足筋に対し伸長力が加わり続けるため筋肉の付着部である脛骨内側部に負荷が加わります。
その他にお年寄りなどに多く発生する変形性関節症の約60%に鵞足炎を合併している可能性もあります。
症状
◆筋肉が硬いまま体を動かすと脛骨内側に付着する鵞足部(膝の内側より指3,4本下辺り)
に繰り返される負荷が加わり炎症・腫れが発生し運動痛や圧痛がおこります。
◆特に、膝を最大に伸展(かかとをお尻につける動き)するとこの部分に痛みが起こりやすいです。
◆足を伸ばしたまま外側へ倒し、後ろへ伸展(伸ばす)と痛みが誘発されます。
治療
ふくやま整骨院・鍼灸院での鵞足炎の治療は、最初は炎症や圧痛が著明にみられますのでアイシングなどで消炎処置を行い安静を保つようにします。
その際テーピングや包帯で圧迫、固定します。その後手技療法やストレッチなどで鵞足に関係する筋肉の緊張を的確に治療します。