肉離れ
概説
色々な場所(筋肉)で肉離れは起こる!
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◎筋組織の一部の何らかの損傷であり、多くはスポーツの動きによって起こります。
◎下肢に発生する事が多く、特に太ももの裏や表の筋肉に多く、
次いでふくらはぎの後ろに良く起こります。
◎筋挫傷
原因
◎スポーツなどで、筋肉に急激で強い牽引力が作用して損傷する筋肉の部分断裂。
この牽引力とは他動的(他者が加えた力によって)に筋肉の限界を超えて伸長した場合、
あるいは自家筋力(自分の筋肉の力)の強力な筋収縮を起こした場合などに起こります。
◎スタートダッシュや全力疾走、ジャンプの着地などでよく起こります。
◎筋肉の柔軟性の欠如
◎筋力の低下
◎ウォーミングアップの不足
等によって引き起こされます。
好発年齢は10~20歳ではスポーツ選手、30~40歳代では運動不足の人に多く見られます。
症状
◎損傷した瞬間に筋肉に刺すような痛みを感じます。
◎時には人に蹴られたように感じたり、バットで殴られたように感じたり、
損傷音(プツッ)という音が聞こえたりします。その瞬間から強い痛みが発生し、
走ることが出来なくなります。
◆Ⅰ度(軽症)
・負傷部分を少し押さえたら痛みが出る。
・歩行は可能であるが、ランニング時などでは痛い。
◆Ⅱ度(中症)
・負傷部分を押さえると痛みが出る。
・患部に陥凹(ぼこっとへっこんだ感じ)が確認できる。
・内出血が起こる。
・歩行が困難になる。
・ランニングは不可能。
◆Ⅲ度(重症)
・負傷部分を押さえると強い痛みがある。
・患部の陥凹があきらかである。
・歩行、立位が困難。
・筋断裂と診断される。
・手術の適応になることがある。
治療
中途半端に治療を辞めると高確率で再負傷!
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◎ふくやま整骨院・鍼灸院での肉離れの治療は、まず初めは炎症症状があるためRICE処置
といって安静、冷却、圧迫、拳上を徹底します。
その際、テーピングや包帯を使用します。必要であれば松葉づえを貸出し、
免荷歩行を指導します。
◎回復期になると循環回復をはかり損傷した組織の修復を促します。
主に温熱療法、手技療法、場合によっては鍼灸治療を取り入れて治療していきます。